看護部 部門紹介
明倫ヘルスケアグループの各病棟を紹介します。
宮地病院(ホームページはこちら)
2階 医療療養病棟
【施設基準】
病床数 44床
看護職員の人員配置 患者20名に対し看護職員1名の配置(20:1)
看護補助者の人員配置 患者20名に対し看護補助者1名の配置(20:1)
【病棟の特徴】
医療療養病棟は、急性期治療後、自宅への退院が困難な患者を主に受け入れています。『患者・家族様の立場に立ち、心のこもった看護の提供を行う』と『安全安楽に入院生活が送れるよう援助する』を目標に看護に取り組んでいます。
入院時には、家族様に終末期の意思確認を行っており、終末期の患者様は、多職種でターミナルカンファレンスを行い、本人様や家族様のご希望にそえるようにチームで取り組んでいます。看取りの看護では、ぬくもりを感じていただけるようにタッチングやリラクゼーションを用いたケアを行っています。
また、嚥下障害等の方に対する栄養管理については、多職種によるNST介入や嚥下リハビリを積極的に行っています。自宅や施設への退院を目指して、患者の残された機能の維持・回復に努め、少しでもその方にとって良い生活が送れるように目標を定めて取り組んでいます。
3階 一般病棟(地域包括ケア病床8床含む)
【施設基準】
病床数 44床 (一般病床 36床 地域包括ケア病床 8床)
看護職員の人員配置 患者様10人に対し1人の看護職員の配置(10:1)
【病棟の特徴】
一般病床では、急性期、回復期など様々な病期の内科と整形外科の患者様を受け入れています。また、家族の介護負担を軽減するための、レスパイト入院の受け入れも行っています。
地域包括ケア病床では、退院後の在宅療養や施設での生活に備えてリハビリを実施したり、介護される家族様に介護技術を習得していただけるように退院支援も行っています。
また、ユマニチュード学会の10日間研修を受けたスタッフを中心に、看護師、介護福祉士等が、ユマニチュードのケア技法を用いて患者様のケアを行っています。この技法を通して、患者様一人一人の尊厳を大切にして、人院生活をその人らしく送っていただけるよう取り組んでいます。
高齢者が、入院による環境の変化によっておきるせん妄や認知症の進行、ADLの低下や転倒等による入院の長期化を防ぎ、再び元の生活に戻っていただくことを目標に、多職種チームで支援をしています。
本山リハビリテーション病院(ホームページはこちら)
2階 回復期リハビリテーション病棟
【施設基準】
病床数 40床
看護職員の人員配置 患者13名に対し看護職員1名の配置(13:1)
【病棟の特徴】
2階病棟では、主に脳血管疾患、整形外科疾患、廃用症候群等の平均年齢約80歳の患者様に対し、食事・排泄・入浴・更衣・移動などのADLが向上するようリハビリを行い、早期の在宅復帰を目指しています。
現在、生活リハビリの中で特に力を入れているのが、更衣を含めた入浴動作の向上や、自宅退院に向けての内服管理です。高齢者が住み慣れた場所へ戻り安心してその人らしい生活ができるよう、定期的に多職種でカンファレンスを行いチームで支援しています。
13:1の看護体制で走り回っていますが、少しでも患者様の力になりたいと時間を確保し、ワーキンググループで活動しながらリハビリ看護を実践しています。チームで協力して業務を行っており、定時で終了することも多くワークライフ・バランスを大切にできます。
3階 回復期リハビリテーション病棟
【施設基準】
病床数 40床
看護職員の人員配置 患者13名に対し看護職員1名の配置(13:1)
【病棟の特徴】
回復期リハビリテーション病棟は、医師や看護、セラピスト、MSW等がチーム医療を行い、日常生活動作の向上と在宅復帰を目標として個々のレベルに合ったリハビリを集中的に行う病棟です。対象疾患から高齢者、認知面の低下している患者様や高次脳機能障害のある患者様が多いですが、セラピストが病棟配置となっているため連携も取りやすく、抑制廃止に向けてもセラピストと共に見守りを強化して取り組んでいます。
看護も回復期リハビリテーション病棟協会の10か条に基づき、患者様の自立へ向け病棟リハビリを行っています。また、患者様や家族様との関わりも大切にし、退院後の生活がスムーズにできるよう介護指導などの退院支援にも力を入れています。
また、3階病棟はユマニチュード学会のブロンズ認証取得に向けて病棟一丸となっています。
回復期リハビリテーション看護師認定コース修了者
修了者:大西 由香
研修中:1名
回復期リハビリテーション看護師認定コース修了者は、回復期リハビリテーション病棟において、①回復期リハビリテーションサービスの対象者及びその家族に対する質の高い看護の提供②回復期リハビリテーション病棟における個人、集団、組織に対するリスクマネジメント③回復期リハビリテーションサービスにおける多職種との協働とチームアプローチの実践を行っています。
当院では、特に以下の取り組みに力を入れています。
1. 認知症患者の入院生活の支援
身体抑制をせず、コミュニケーションを図りながら見守りを行っています。また、レクリエーションを取り入れ、認知症の患者様が安心安全に入院生活を送れるよう援助しています。
2. 退院支援
患者様・家族様がその人らしく暮らすには、ゴールをどこにしてどのような社会的資源を利用すればいいのかを考え、多職種との連携を密にしてチーム医療で支援しています。
4階 障害者一般病棟
【施設基準】
病床数 40床
看護職員の人員配置 患者様10名に対し看護職員1名の配置(10:1)
【病棟の特徴】
障害者一般病棟は、厚生労働大臣の定めた状態(神経難病・重度肢体不自由等)に該当する患者様が7割以上、その他整形(術後や圧迫骨折等)の患者様が入院されている病棟です。神経難病患者様の割合が多く、時間薬などの薬剤管理も重要になってきます。他職種と情報共有しながら、在宅での生活を見据えた退院支援もスタッフ一同頑張っています。また、在宅療養中で介護負担軽減のための、レスパイト入院や短期のリハビリ入院も受け入れており、患者様・家族様の思いを聞きながら寄り添った看護を提供しています。患者様には、入院中季節を感じてもらえるよう月ごとに掲示物を変えたり、イベント(花見・夏祭り等)を開催したりして楽しんでいただいています。
看護部では、一緒に働いていただける看護師の方を募集しています。詳しくは、こちらをご確認ください。