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ユマニチュードを用いた認知症ケア

ユマニチュードとは、知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションに基づいたケア技法です。「人とは何か」「ケアをする人とは何か」を問う哲学と、それに基づく実践的な技術から成り立っています。

当院では現在ユマニチュードの導入に向けて力を注いでおり、2019年5月からの3ヶ月間では外部講師をお招きした施設導入型研修を実施致しました。
普段は感情の起伏が激しかったり、反応の薄い認知症の患者様についても、ユマニチュードの技術を用いることで反応が良くなり笑顔が増えるなど良い影響が見られます。また、患者様のそうした良い反応を見ることで、スタッフ自身の笑顔にも繋がっていきます。
認知症の患者様が増えていく中、患者様に寄り添うサービスの提供を目指すことはもちろん、医療現場で働いているスタッフの心と身体の負担を軽減させるためにも、引き続きユマニチュードを用いた認知症ケアについて、院内での実践を進めていきます。